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 -2008/03/16-



質問

昨年、父が亡くなり、兄と、私と妹が相続しました。

父が残したものは、ビル1棟(時価2億円)、預金5000万円、銀行に対する債務9000万円です。弁護士に遺産分割協議書を作ってもらい、兄がビルを取得し、私と妹は1000万円づつもらい、残りの預金は銀行に対する支払いに当てました。それでも借金が6000万円残りました。兄は、銀行に対する借金については自分が支払うと約束してくれました。ところが、先日、銀行から私宛てに、6千万円の1/3の2千万円の支払い請求がありました。兄が債務を引き受けたのですから、私には責任はないはずですが、なぜでしょうか?銀行は私に支払う義務があると言います。兄がビルを売れば支払えるのですが、兄はビルを売ることを渋っています。



回答

まず相続放棄ないし限定承認をせずに、単純承認しています(民法920条)。債務は法定相続人が法定相続分に応じて負うことになります。判例もそう指摘しています。債務は遺産分割の対象ではないのです遺産分割協議で、債務については兄が引受ける約束をしていますが、それは相続人間での契約であって、第三者である銀行に対し主張することはできません。 銀行に対してもあなた方の債務を免除させる行為は、免責的債務引受け(他の債務者の責任を免除させる債務引受け)と言います。免責的債務引受けは、債権者の承諾が必要です。しかし、兄の間で債務引受けの契約としては有効ですので,あなたが銀行に支払った場合は、兄に求償できます。このため被相続人に借金がある場合には、その分の返済を考慮した遺産分割を行うことが必要です。この場合、お兄さんにビル売却の意思がなければ、銀行は免責的債務引受を承諾しないと考えられるため、注意が必要です。


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